検索エンジン
検索エンジンとは、ユーザーが特定のウェブサイトで検索することで結果を表示する一連のプログラムのことである。
日本の検索エンジン
日本のインターネット文化は世界の傾向と異なる点が多い。その1つに検索エンジンの利用動向がある。
インターネットの黎明期に日本のポータルサイトとして君臨していたYahoo! JapanとGoogleは検索シェア争いにおいて競合関係にあったが、2000年にYahoo! JapanがGoogleの検索システムを導入したことで、日本では実質的に検索対策はGoogle対策と考えられている。
また、マイクロソフトの検索エンジンBingは日本でのシェアを少しずつではあるが伸ばしつつある。これは日本企業においてウィンドウズOSの普及率が他国よりも高く、デスクトップパソコンの検索エンジンがデフォルトでBingに設定されているためである。
世界の検索エンジン
世界では、Googleが最も多くの国と地域で利用されている。ただし、例外が3カ国存在する。中国と韓国とロシアである。
中国は百度に代表される百度、韓国ではNAVER、ロシアではYandexが各国のユーザーを支持を得ている。
匿名検索エンジンの登場
2008年にサービスを開始したDuckDuckGo(ダックダックゴー)と呼ばれる検索エンジンがある。ユーザーの検索クエリや閲覧情報を収集しないことを条件とし、企業のプライバシー情報収集に敏感になり始めたユーザーの不安を解消するもので、近年ユーザー数を伸ばし続けている。
検索エンジンの仕組み
検索エンジンが順位を表示するには、3つの手順を踏む。
- クローリング
- インデックス
- ランキング
クローリングとは、インターネット上に存在する無数のウェブページの情報を収集するために作られたロボットである。
インデックスとは、ロボットが収集した情報を検索エンジンのデータベースに登録する作業である。
ランキングとは、ユーザーの検索意図に基づき、膨大なデータベースから検索エンジンのアルゴリズムに基づき、適切な検索結果を順位によって表示することである。
読み方
ケンサクエンジン